Rhubarb Fool と Pimm’s 風うめ酒カクテル


まだ5月だというのに真夏のように暑い日が続いていますね。
今日は焼き菓子ではなく、暑い日にぴったりなルバーブ・フールを作ってみました。

Fruit foolとは煮た果物をクリームと合わせるだけのとっても簡単なイギリスのデザートで、文献に残っているものだと古くは15世紀からあり、古典的なフールはグーズベリーとカスタードの様な卵を使ったクリームを合わせたものです。
今ではカスタードを合わせるよりもホイップした生クリームやヨーグルトなどを使うほうが多いようです。


ちなみにグーズベリー(セイヨウスグリ)は、日本でよく見るレッドカラント(赤スグリ)よりも粒がもっと大きいです。
写真はコッツウォルズのマーケットで買ったグーズベリーです。
以前エクセターのティールームでグーズベリーのジャムを初めて食べてから、グーズベリーが大好きになり、売り子のおばちゃんに「1kgください」とお願いしたら、「Gosh!そんなに何に使うの!?」とすごいビックリされた思い出があります。
ジャムを作りたいんですと言うと、good luckと言われました。
グーズベリーのジャムってあまりポピュラーじゃないのかな?
そんなグーズベリーですが、スグリの仲間なので生で食べるとすっぱい!でもお砂糖を加えて煮ると爽やかな香りと酸味がなんとも美味しいのです。
酸味が心地よいグーズベリーのコンポートとクリームを合わせたフールは、シンプルながら〆のデザートや暑い日のティータイムのお供にぴったりです。

しかしながら、グーズベリーは日本ではなかなかお目にかかれない果物。
そんなグーズベリーの代わりに同じ様な酸味を楽しむルバーブを使ったフールもまたイギリスではポピュラーなデザートです。
なので!今日はルバーブを使ってフールを作ります♪

 


ルバーブだけでなく苺も混ぜてみました。
適当な大きさにカットして、甘くなり過ぎない量の砂糖をからめてしばらく置くと水分が出てきます。
その苺やルバーブの水分で煮ていきます。
ルバーブが柔らかくなるまでほんの5分程度煮て、あとは冷蔵庫で冷ましておきます。

ここまで準備できれば、あとはもう組み立てるだけ!
イギリスのレシピを見ると生クリームにヨーグルトを混ぜたりしてさっぱり感を加えているようですが、私は35%前後の軽めの生クリームを使ってみます。
生クームを砂糖などは入れずにホイップして、あとは器にクリームとルバーブを交互に盛っていくだけです。


なんて簡単!ルバーブ・フールの完成です♪

そして今日のお供のドリンクは紅茶ではなく、

イギリスの夏と言ったらPimm’s!
このピムス風のドリンクを作ります!


ピムスはその名の通りPimm’sという柑橘系の香りのする甘いリキュールを炭酸やレモネードで割ったカクテルです。
パブにはもちろん、夏の野外フェスティバルにはピムスの屋台があって大人気です。
太陽がサンサンと照る暑いけど爽やかなイギリスの夏に、このピムスをガーデン席で飲むのは最高です。

そしてピムスの特徴といえば、きゅうりが入っていることです。
初めて飲んだ時にはビックリしました。きゅうりのスライスが入っとる!と。
オレンジやレモン、苺と一緒にきゅうりが入っているのです。なぜきゅうり!?
なぜきゅうりが入っているの?と聞いたら、それが伝統だからという答えしかもらえていないので、なぜだかはちょっと分からず終いなままです。


そんなピムスを、梅酒で作ります!
もうそれ全然ピムス違うという感じですが、残念ながらPimm’sを持っていないので、梅酒で代用し、ピムス風カクテルを作ってみようと思います。

実は今まで毎年梅酒をホワイトリカーで漬けていたのですが、昨年初めてブランデーとラムで作ってみたのです。
これがうまい!
ホワイトリカーだとアルコールの辛味が和らぐのに2年~かかりますが、ブランデーだとたった半年でまろやかな味わいになってとても美味しく飲めたのです。もっと早くにこの事を知っていれば~
そんなちょっと洋風な感じのするブランデー漬けの梅酒なら洋風なカクテルにも合うはず!


オレンジ、レモン、苺をスライスして、そして忘れちゃいけないきゅうり!
それらを氷と一緒にグラスに入れて、ブランデー漬けの梅酒を注ぎます。


そしてレモン風味の炭酸で割ってミントを添えて、ピムス風うめ酒カクテルの完成です♪
きゅうりの違和感があるかもしれませんが、なんとも爽やかな見た目!


さあ、デザートとドリンクが揃いました。
いただきます!

ルバーブと苺のフールにはシナモンを加えたクランブルをトッピングしてみました。


とろっと柔らかいルバーブと苺の甘酸っぱいコンポートがふわふわ軽い生クリームと合わさるととっても美味しい!
トッピングのシナモンが香るクランブルが香ばしさとカリカリ感をプラスしてくれて、これも美味しいです。
こんなにも簡単でシンプルで美味しいデザートって最高です。
生クリームを使っていても甘さは控えめでさっぱりとしたデザートなので、暑い日にはぴったりです。

きゅうりが入ったピムス風うめ酒カクテルの方は、これも美味しい…!
一気に洋風なカクテルになって、柑橘の爽やかで甘い香り、苺の華やかな味わいが梅の風味と合っています。
今まで梅酒はロックか、お湯か炭酸割りでしか飲んだことありませんでしたが、フルーツと合わせて飲むとこんなに爽やかな味わいになるなんて!

さて、ではきゅうりはどうか?というと、瓜臭さは感じず柑橘とは違う爽やかさがあります。
個人的な考えですが、蒸し蒸しミンミンした暑い夏に冷たいスイカってとても美味しいですよね、スイカの水分が体に染み渡ってさっぱりとした味が体を元気にしてくれる気がします。それにスイカは体温を下げる働きもあると言われていますし。
それと同じ効果があるんじゃないかなぁと思います。夏には冷たい瓜(きゅうりやスイカ)を摂取する、日本でもイギリスでも同じなんじゃないかなと。勝手な解釈ですが、笑

 

これからが暑さの本番だというのに、もう冷たいデザートに手を出してしまいました。
日本で手に入りやすいもので、イギリスっぽい夏のひとときを過ごすことができました。

 

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