今日はイギリスのケーキではなくアメリカのケーキから。
Lazy Daisy Cake レイジーデイジーという名前の響きが可愛いケーキです。
直訳するとLazyは怠惰な、Daisyはお花のデイジーとは別に一級品という意味があります。
つまりこのケーキはぶきっちょさんでもとびっきり美味しく作れるケーキ☆ということです。
たしかに作り方を見てみると失敗する可能性は少なく簡単に作れそう!
アメリカのレシピなので材料は全部カップ指定で粉も砂糖もカップで計量してぽんぽんぽんと入れれてしまう簡単仕様。
ただ砂糖の量は半分に減らしました^^;
このケーキのスポンジ部分は Hot milk cake と言われるスポンジ生地で、その名の通り温めた牛乳を入れて作ります。
まず卵と砂糖を砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜて、次に粉を入れて混ぜます。そこに牛乳とバターを温めたものを加えて生地の完成です。
入れる牛乳の量が結構多くて、出来上がった生地はクレープ生地の様にシャバシャバ。これ焼けるのかな?と思いつつオーブンへ。
そんな不安も何のその、生地が焼けてくると部屋にただようミルクの香り!これは・・・そう!日本のホットケーキの香り!
そしてホットケーキのように綺麗にふんわりと焼きあがりました。
最後に砂糖とバターと生クリームまたは牛乳でソースを作り、そこにたっぷりのココナッツを混ぜて、焼きあがった生地の上にのせて再度ココナッツソースが生地に馴染むまで焼いて完成です!
焼きあがったケーキを食べやすいサイズ(甘そうだったので少し小さめにしました^^;)にカットして、紅茶と一緒にいただきます♪
ホットミルクケーキと呼ばれるスポンジ生地は正に日本のホットケーキそのもの!
市販のミックス粉で作るホットケーキとは違ってミルクの甘い香りが強く感じる優しい味です。
そこに甘~くシャリシャリとしたココナッツが抜群です!おいしい~
お母さんが作ってくれたおやつというイメージがピッタリのとっても優しい味のするケーキです。
Lazy Daisy という名前に違わず簡単で美味しいケーキでした。
イギリスでよく使われるヴィクトリア・スポンジ(同割のバターケーキ生地)は材料の温度管理や雑な混ぜ方をすると生地が分離してしまったりして失敗することがあるのですが、このホットミルクケーキなら最後に温めたバターと牛乳を入れるので材料の温度管理などめんどくさいこと気にせずバンバン混ぜて焼くことができるので、確かにぶきっちょさんでも失敗知らずのケーキだなぁと思います。
最初の卵と砂糖を混ぜる段階でもっとガシガシと混ぜてジェノワーズ生地のようにふわふわにしたら、もっとふんわりとしたスポンジになったかもしれません。でもそれをしなくてもしっとりふんわり焼けます^^
アメリカとイギリスのケーキって似たような感じだなぁという印象ですが、作り方などよくよく調べてみると見た目は似ていても作り方が全然違っていたりしてとても面白いです。
今回のホットミルクケーキ生地などイギリスのレシピでは見たことがないものでした。
私はイギリス大好きのイギリスかぶれでありますが、ティータイムを楽しく過ごすという目標の上ではアメリカのケーキの良さも勉強して取り入れていくことは今後向上していくためにも良きことかなと思っています。