Marmalade Day

Paddington
ロンドンのパディントン駅のパディントン像
けっこうこっそりと置いてあるで見過ごしてしまいそうな感じです。
ちゃんとタグには” Please look after this BEAR THANK YOU.”と書いてある芸の細かさ。

映画のパディントンを観てきました。
個人的に一番気にいりのシーンは、駅の警備員が暇つぶしにビスケットの成分当てっこゲームをしているところです。シュール過ぎてたまらない。笑
そして!見ている間も見終わってからもマーマレードが食べたくなる!

 

ここ数年毎年これくらいの時期にご近所さんから夏みかんのおすそ分けをいただいて、マーマレードを作っています。
しかし、昨年ご近所さんがお引越しされて今年はあのおいしい夏みかんをいただくことができなくなり、今年は作れないか・・・と思っていたのですが、パディントンを見たせいでマーマレードが無性に食べたくなり、映画を見終わった後にスーパーで柑橘類を買ってきました。

Paddington marmalade4
夏みかんは売っておらず、皮が厚そうな柑橘ならなんでもできるんではないかと思い、
伊予柑とはっさくを買ってきました。

さあ!柑橘も手に入ったことですし、レッツ・マーマレードタイム!

Paddington marmalade8
黄色の皮ははっさく、オレンジの皮は伊予柑です。
皮を2-3ミリにスライスするのですが、この千切り作業が初めて作った時には大変で大変で・・・手が痛いよー!と泣き言を言っていたものです。今は手の皮が厚くなったのか慣れてチョチョイのチョイ。黄色とオレンジの2色のがミックスされてキレイです。

マーマレードも色々な作り方があるようで、実を半分に切ってジュースを絞り、千切りの外皮と砂糖と煮込むもの。
外皮をむいた後、大胆に薄皮ごとザックザクと切って実もタネも薄皮も全部まとめて砂糖と煮込むもの。
私は後者派で薄皮だって食べれるんだから全部まるごと煮込んで、煮てる途中で種をハシでつまんで取り出すという、下準備は簡単でも結果一番めんどくさい事をしてました。

ということで昨年から、外皮を千切りにし、実から薄皮と種を外し、薄皮と種を先に煮込んでペクチンを取り出して、そこに千切りの皮と実と砂糖で煮ています。

イギリスのマーマレードは皮の苦味こそマーマレードの醍醐味のようで、レシピを見てみると日本のように皮を下茹でしたり水に付けたりしてエグみや苦味をある程度取り除いたりはしないようです。
基本のレシピは、
・オレンジなどの柑橘
・使用する柑橘の重量の2倍の砂糖
・レモン一個
と、ものすごい量の砂糖が入っていますが、あちらのを食べてみると激甘!ということもなく、苦味と甘みが調度よくバランスが取れている印象です。

しかし、苦すぎるマーマーレードも食べづらいので、私は何度か煮こぼしてエグみを取り除いてから砂糖と煮ています。
弱火でコトコトと砂糖を数回に分けて味を見ながら入れていくのですが、同じ夏みかんでもその年の出来具合や収穫の時期によって酸味や苦味や水分量が変わってくるので、自分好みのドンピシャな味に仕上げるのに砂糖の量や煮込み具合が毎年変わるのでいつもハラハラしながら作っています。
失敗することも多いのですが、その微調整がうまくいった時の完璧なマーマレードが出来上がった時は思わずガッツポーズ、喜びの舞を踊るくらい嬉しいのです。
つまり、それくらい私はマーマレード作りが好きなのです。

 

Paddington marmalade3

そして今年の出来栄えは、いつもの夏みかんと違い伊予柑やはっさくは苦味が少なかったようで、個人的にもう少し苦味を残したかった感じですが、煮詰め具合も甘さもかなり良いです!上々の出来です!

Paddington marmalade9
さっそくカリカリに焼いたトーストに塗っていただきます♪
うーん、大満足。
これはきっとパディントンも気に入ってくれるに違いない。

Paddington marmalade1
しばらくはたっぷりとマーマレードのある朝食をを楽しめそうです♪

そして今度はマーマレードが入ったケーキも焼きたいなと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

トップに戻る