Applesauce Gingerbread Cake * アップルソースのジンジャーブレッド

アップルソースを入れたジンジャーブレッドケーキを焼いてみました。

 


生姜とはちみつを入れたりんごのコンポートを作っていたのですが、ぼんやりしていたら火を入れすぎたようで、気がついたらリンゴが煮溶けてピューレ状に・・・
仕方がないので一緒に煮ていた生姜も合わせてミキサーにかけてアップルソースにしました。

このままヨーグルトにかけたり紅茶に入れたりしても良いのですが、かなり生姜の風味がきいたアップルソースとなってしまったので、そうだ!このジンジャーアップルソースを使ってジンジャーブレッドを焼いてみたらどうか?とチャレンジしてみることにしました。


ジンジャーブレッドというと、ビスケットのように乾燥焼きしたものと、カステラのようにふかふかしたケーキタイプの2種類があります。
今回は厚みのあるケーキタイプの物を作ります。

作り方も溶かしバターを使うものと、バターと砂糖をすり混ぜて作る方法がありますが、より手間がかからない簡単な溶かしバター法でいきます。

鍋に砂糖とバター、そしてブラックトリークルという苦味のある黒糖のような濃厚な黒い糖蜜を入れます。
このブラックトリークルがイギリスのジンジャーブレッドの味の決め手というか特徴になる重要な材料だと思うのですが、残念ながら日本では同じ糖蜜でも軽いタイプのゴールデンシロップは簡単に手に入っても、この重いタイプのトリークルは手に入れづらいために、アメリカ版トリークルのモラセスで代用します。

お鍋でバターと砂糖とモラセスを溶かし、そこへ卵とシナモンなどスパイスを入れた粉を混ぜます。
最後にジンジャーアップルソースを加えて型に流し、オーブンで焼きます。
難しい作業一切なし!混ぜて焼くだけ!なんて簡単♪


糖蜜もアップルソースもたっぷりと入れたので、あまり膨らまないかな?と思ったのですが、わりとふっくらと焼き上がりました。


生姜入りのアップルソースを使ったジンジャーブレッドの完成です。

カステラのようにふかふかです。


粉糖をかけてお皿に盛りました。
もちろんたっぷりのミルクティーと共に♪

見た目がふかふかなので食感もモサモサしちゃってるかな?と思いきや、アップルソースのおかげでしっとりもっちりです。
口に入れるとジンジャーのピリッとした爽やかな香りが広がって、噛みしめると糖蜜のコクのある甘さが広がります。

本場のジンジャーブレッドケーキって、ビリビリっとジンジャーの香りと味とブラックトリークルの独特の風味と苦味が合わさっている刺激的なケーキです。
初めて食べると、うわ!なんじゃこれ!?と言ってしまう一品。
今回は加える糖蜜を100%モラセスにせず、半分ゴールデンシロップに置き換えて作りました。
そのため本場よりも優しい味わいとなって、簡単に例えるなら生姜の味がきいてる黒糖蒸しパンといった感じです。

そうそう、肝心のアップルソースを使ってりんごの味は?というと、、、
りんごの味は生姜とシナモンと糖蜜の風味に押されて彼方へと消えてしまわれました。なんてこった。
りんご感は無いのですが、生地にしっとり感をもたらせてくれています。


リンゴのコンポートの失敗から生まれた、優しい味わいのアップルソース・ジンジャーブレッドでした。

今度はもっと生姜と糖蜜の味の濃いずっしりスティッキーなジンジャーブレッドを焼いてみたいです。

 

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