軽井沢へ行った時に野菜の直売所で購入した赤いルバーブ
この赤色が美しいルバーブを使ってお菓子を作ろうPart1です。
前回、我が家産の緑のルバーブを使ってルバーブとオレンジのタルトを作りました。
こちらの組み合わせがとても気に入ったので、今回もオレンジを合わせてみることにしました。
赤いルバーブを買えるのが嬉しくてついつい多めに買ってしまったので、保存が効くように一束はジャムにしました。
ルバーブとオレンジの果肉入りのジャム、出来上がりはオレンジが入っているのでちょっと橙色かかった朱色という感じです。
そしてもう一つ、ルバーブの形を崩さないように砂糖とバニラでコンポートにしました。
カットしたルバーブの赤から緑へのグラデーションが綺麗です。
そして出来上がったコンポートは綺麗なピンク色です。可愛い。
このジャムとコンポートを使ってデザートを作ります。
まずはメレンゲ作りから。
ツヤよくしっかりとしたメレンゲを鳥の巣のような形に絞り、低温でじっくりと乾燥焼きします。
この鳥の巣状のメレンゲは見た目そのままMeringue nestsと呼ばれ、イギリスでは普通にスーパーで売られていました。
クリームやフルーツなどを盛り付けやすいように中央がへこんだ形になっています。
このメレンゲネストさえあれば、誰だって綺麗にパブロバが作れちゃう☆という優れものです。
そんなメレンゲネストを使って作るのはもちろんパブロバです。
中央のへこんだ部分に無糖ホイップクリーム、そしてクリームの上にはルバーブ&オレンジジャムとルバーブのコンポートをのせた物と、季節のベリーをのせた物の2種類作りました。
そしてもう一品
メレンゲネスト、ルバーブジャム、ホイップクリーム、ベリーを使って、
これまたメレンゲを使ったイギリスの伝統菓子Eton mess イートン・メスを作ります。
こちらはイギリスのとある田舎のティールームで食べたイートン・メス
携帯写真なのでちょっと色が悪いですが、グラタン皿の様な大きなガラスの器にもっりもりのクリームとメレンゲ、バニラアイスが2つ、そんなクリームとアイスを囲む苺達。もう、もっりもり!もっりもりです!
注文して出てきてビックリ、こ、これ一人前ですか!?食べきれるかしら・・・
これだから田舎のティールームは!大好きだ!この感じがイギリスらしくて大好きだ!
イートン・メスの由来は、このデザートがイギリスの名門イートン校生まれであることから、メス(mess)は意味どおり乱雑やめちゃめちゃという意味のままで、諸説あるようですが具材がごちゃまぜになっている事を指します。
上の写真のように一般的には苺、メレンゲ、クリームで作ります。それらをゴチャゴチャに混ぜていただきます。
日本ではもう苺の旬は終わってしまっているので、今回はアレンジしてルバーブと季節のベリーで組み立てていきたいと思います。
作り方はとっても簡単です。砕いたメレンゲ、クリーム、フルーツを混ぜるだけ!
でも今回は見た目よくパフェのように盛り付けてみました。
下からルバーブジャム、無糖ホイップクリーム、メレンゲ、ベリーとルバーブのコンポート、ミント。
ベリーは我家の庭で採れたブラックベリーとブルーベリー、軽井沢の直売所で買った赤スグリです。
本来は苺、クリーム、メレンゲを混ぜ混ぜした素朴なデザートなんですが、具材たっぷりなんともゴージャスな仕上がりになりました。
パブロバにイートン・メス、ルバーブを使ったお菓子の完成です♪
ちなみにお供のお茶は、これまた軽井沢土産の紅茶です。
アールグレイにマローブルーとマリーゴールドがブレンドされたハーブティーです。
このお茶、お湯を入れると最初ブルーの色が抽出されるのです!初めビックリしました。
その青色を写真に撮ろうと思ったのですが、何故か普通に紅茶色に・・・なぜだ。
味はアールグレイをもっと爽やかにした感じで夏にピッタリです。
パブロバもイートン・メスもメレンゲのサクサク感とホロッと溶けていく食感と甘さ
そこにホイップクリームのまったり感とベリーとルバーブの酸味
メレンゲ、クリーム、フルーツ、たったこれだけをただ盛っただけのデザートですが、食感、味、共に最高です。美味し過ぎます。
どちらもメレンゲが溶ける前のサクサクのうちにいただくのが鉄則ですね。本当に美味しい!
アールグレイのアイスティーも口をサッパリとさせてくれるし、香りもデザートに合って良い感じです。
軽井沢で買ったルバーブと赤スグリ、そして紅茶を使って、軽井沢で感じてきた爽やかな空気とイギリスの田舎の穏やかさを思い出すティータイムとなりました。