苺をたっぷりとのせたパブロバを作ってみました。
Pavlova(パブロバ)というデザートを知ったのはイギリスへ行った時でした。
その名前からロシアのお菓子かな?と思ったのですが、名前の由来はロシアのバレリーナからでお菓子の発祥はニュージーランドのようです。
しかしイギリスでもポピュラーなデザートで、よくイギリスのテレビ料理番組でこのバブロバの作り方を紹介していました。
卵白に砂糖をいれて泡だてメレンゲを作り、それを焼いて上に生クリームとフルーツをのせて出来上がりという簡単スイーツで、時短で豪華で誰でも好きなお菓子!パーティーにピッタリ☆という感じの内容を何度も見ました。
テレビ画面から初めて見たそれは、オーブンの天板にどかっとラフに円状にモリモリと盛られた卵白、焼かれてポロポロとした見た目のメレンゲに、クリームをドーン!フルーツをドーン!とのせた、「え~、豪快過ぎる~・・・」という印象でした。
こちらは私が実際にイギリスのティールームで食べてきたパブロバ達
テレビでやっていたパーティー向きな大きなホールのパブロバでは時間が経つとメレンゲが湿気ってしまうからか、ティールームでは一人サイズの小ぶりな物が多かったです。
焼きメレンゲにクリーム&フルーツ、そしてお店によっては甘酸っぱいフルーツソースやチョコレートソースなどが付いてきます。
あの豪快な食べ物はどんな味だろう・・・と食べてみると、これまたおいしいー!!
サックサクのあまーいメレンゲに、無糖のまろやかな生クリームと酸味のあるフルーツ、シンプルなのに絶妙な味のバランスで口に入れるとメレンゲがホロッと溶けて軽くてすごくおいしい。
一度食べて虜になっちゃう味でした。
そんなパブロバにチャレンジです。
基本は卵白に卵白の2倍の量の砂糖を加えてメレンゲを作ります。
また泡を安定させるために小さじ1程度のレモン汁(または酢)とコーンスターチを混ぜてしっかりとしたメレンゲを作り、好きな大きさに絞ります。
今回は一人サイズの小さめのものと、15センチ位の大きめサイズの2種類。大きめのはスプーンでラフに落として形を作りました。どちらも中央にクリームとフルーツをのせやすいように真ん中を凹ませます。
これを100度前後のオーブンで2時間近く焼いて乾燥させるのですが、我が家のオーブンは設定できる最低温度が120度のため、ちょっと焦げ色が付いてしまいました。
オーブンにそのまま一晩いれっぱなしにして完全に乾燥させ、出来上がった焼メレンゲに無糖ホイップをのせて、苺をたっぷりとのせました。
ポイントは生クリームは無糖であること、だと思います。
メレンゲがあまーいので、ここに甘みをつけたホイップだと甘すぎて食べれなくなってしまいます。
私個人的に生クリームは甘くするものという思い込みがあり、デコレーションする生クリームに砂糖をいれなければと思っていたのですが、イギリスのケーキは単体でとても甘い物が多く、また最近のヘルシー志向にも合わせて添えられるクリームは無糖だったりヨーグルトが使われたりして味のバランスがとられています。
あ~、生クリームに砂糖入れる必要なんてないんだ!とイギリスへ行ったことで個人的に生クリームは甘くするという概念を外すことが出来ました。
完成してカットしたホールのパブロバ
メレンゲの甘くサクサクとした食感に甘酸っぱい苺とそれをまとめるホイップクリーム、おいしい!
ホイップが無糖なので予想しているよりも甘すぎずに、軽い触感に15センチのホールなら一人でペロリと食べれちゃうくらいです(笑)
シンプルにメレンゲ、クリーム、フルーツのお菓子なので、
フルーツを季節のものにしたり、クリームに洋酒などで香りをつけたりチョコにしたり、メレンゲ自体にフレーバーをつけたり、アレンジ無限大で色々遊べてしまう素敵デザートだと思います。
私はこの苺の組み合わせが一番好きです♪