アップルパイを焼きました。
イギリスでホームステイをしていた時に、”私はイギリス菓子が好きで学びたいと思っている” とホストマザーに伝えたら、自分が一番得意としているお菓子としてアップルパイを焼いてくれました。
そのアップルパイはサックリとしたショートクラスト生地に砂糖がふりかけてあり、中にたっぷりのリンゴとまるごとのドライアプリコットが入っていました。
アップルパイとアプリコットは相性がとても良いのよ♪
そう笑顔で話して焼いてくれたアップルパイは余計なものは入れないリンゴの味をしっかりと味わえるシンプルな美味しさで、シンプルだからこそアプリコットの存在感が楽しめる、とってもおいしいアップルパイでした。
そんなホストマザーが作ってくれたアップルパイが懐かしくなって、私もアプリコットがごろっと入ったアップルパイを焼いてみることにいました。
スライスしたリンゴにアプリコットをカットせずにそのまま入れて、味付けはシンプルに砂糖とシナモンを絡ませて、ショートクラストで包みました。
ショートクラスト生地はフランス菓子でいうところの練りパイ生地になります。
日本でアップルパイと言うと層になったサックサクのバターたぷりの折り込みパイ生地で包まれた物を思い浮かべますが、イギリスだとサクサクほろほろとしたこのショートクラスト生地が使われる場合が多いです。
包んだパイの上にはたっぷりとクラニュー糖をふるってオーブンでこんがりと焼き上げます。
焼き上がりました。
たっぷりのリンゴの中からゴロッとでてくるアプリコット♪
イギリスではアップルパイもたっぷりの温かいカスタードやクリームと一緒にいただくことが多いですが、ヘルシー思考のホストマザーはデザートの付け合せはだいたいギリシャヨーグルトでした。
これが食べてみると相性ばっちし!
甘酸っぱいアップルパイにクリーミーでサッパリとしたギリシャヨーグルトが不思議とよく合う!
しかもカスタードやクリームよりヘルシーなので万々歳です。
小麦の味をしっかりと感じられる生地に、リンゴの甘い香りと甘酸っぱさ、そこにアプリコットの食感と味わいが加わった、素材の味を生かしたシンプルなアップルパイです。
ホストマザーが作ってくれた味わいには敵わないかも知れませんが、それでもホストマザーの優しさを思い出す懐かしく素敵なアップルパイが出来ました。