イギリスのアイスティー

私がvisaを取ってイギリスに長期滞在していたのは2012年のことです。
その頃はイギリスで紅茶と言えば『ホットティー』のみでした。

寒い日も、暑い日も、嬉しい時も、悲しい時も、何もない時だって
いつだって差し出されるのは温かい紅茶
気軽にマグカップにティーバッグで電気ケトルでがーっと湯を沸かしてカップに注いでスプーンとミルクと砂糖を付けて、さあ飲みなされ!と
私はそうして人に淹れてもらったり、自分で淹れたり、毎日温かいミルクティーを飲んでいました。

日本では紅茶と言えば、ストレートティー、ミルクティー、ホット、アイス、ロイヤル、レモン、あなたのお好みに合わせます的なアレンジ無限大の飲み物という感じなので、紅茶の国イギリスにホットのストレートティー(ブラックティー)とミルクティーしか存在しないことに驚きでした。
ミルクティーでも入れるのは牛乳のみで生クリームなど言語道断でした。

アイスティーやレモンティーはアメリカ発祥の物で、そんなアメリカンなアレンジなど英国では全く認められておらず、
以前イギリスで紅茶のテイクアウトをした時に、初々しさを感じる新人さんらしき店員さんが対応してくださり、「紅茶に砂糖は入れる?ミルクは?それともレモンにする?」と聞かれて、レモンティー存在するんだ!久々にレモン入れてみようかなぁ♪と思っていたら、ベテラン店員さんがやってきて「紅茶にレモンとかありえない!」と説教が始まった場面に出くわしたことがあります。
おそらく新人さんは我々と同じくレモンティーが存在する国から来た方なのでしょう。

その時はそんな感じでした。

時は流れ、あんなにも拒絶されていたアイスティーが数年前からイギリスにてブームが来ているという話を聞きました。

昨年の2019年に久々に渡英、その噂を確かめてきました。

トワイニングやらスーパーやらに Iced Tea がたくさん並んでいる!
噂は本当だった!

そして私が大好きなティールームにも、


アイスティーメニューが!

頼まずにはいられません!

ピーチアイスティーを注文してみました。
写真の手前のグラスです。

がっつりクリームダウン(紅茶が白く濁ってしまうこと)しています。
濁っていようがそんなの気にしないぜ!うまけりゃOK!というのがイギリスらしさを感じて好きです。

ストレートのアイスティーにフレッシュなピーチがたくさん入っています。
桃の甘い香りがなんとも素敵です。
ベースのアイスティーはいうと、、、正直、うーん…という感じです。

これは仕方がないのかな、とも思います。
ロンドンなどイギリスの南側は水が硬水です。
硬水だと紅茶は色が濃く、渋みを抑えた味になります。
欠点は香りが出ずらく、ミネラル分によって膜が張りやすくなります。
そのため、水の性質的にアイスティーを美味しく淹れるのはちょっとテクニックがいるのかな?と思います。
代わりに、ミルクティーは適当に淹れても濃ゆいのに渋くない!という最高のものができます。

スーパーで売ってたボトルと缶のアイスティーも飲んでみました。
どちらもラズベリーやレモンの香りが一番で、さっぱりあっさり味。
これは tea…?フレーバーウォーターという感じの方がしっくりくる味でした。

流行ってまだ数年なので、これからもっと美味しいアイスティーが出てくるかもしれません。

お土産にアイスティー用の茶葉を買ったり、いただいたりしました。
フォートナムのジントニックティーはアイス用ではありませんが、アイスにしてもおいしそう♪

いざ、日本の軟水にて淹れてみます!

一番気になっていたこのトワイニングのCold Infuse ローズ&レモネード味を!

蓋を開けると、ローズヒップかレモンかの酸味のある香りを強く感じます。
結構すっぱい系かな?
この小さな一袋で500ml淹れられるそうです。

記載通り500mlの水に1パック入れて、5分置いてシャカシャカせよとのこと。

入れた瞬間からピンクの抽出液が!

5分経ちました。

たった5分でいいの?短くないかい?
もっと一晩とかじゃなくていいの??
と思ってしまいます。

グラスに注いで完成!

とっても綺麗な淡いピンク色です。
口に含むふわっとバラが香って、後味に程よくレモンの爽やかさと酸味が来ます。
おいしい!

着香などせずのすべてナチュラルな素材のみで作られているので、変に香りや味がきつくなくて美味しい!

飲んで気が付いたのですが、これはティーはティーでもハーブティーですね。
いや、ティーなのかな?フレーバーウォーターなのかな??
なんにしてもとっても美味しいです。
バラの香りとほのかなレモンの酸味が暑い夏にはたまらない、ごくごく飲めちゃうやつです。最高。

日本のトワイニングさんには、ぜひ、これを変に着香などせずにこのままで売ってほしい!


これから他のティーバッグも試してみたいと思います♪

ちなみに、

V&Aに行く途中で行列になっていたアイスティー屋さんがありました。
こんなに人気なのか!と思ってこちらのお店を後で調べてみたら、タピオカ屋でした。
なんてこった、ロンドンにもタピオカ屋が上陸していた。そして人気でした。

約10年ほど前にはあんなに頑なに否定されていたアイスティーが、今こうして市民権を得ようとしているのは、やはりSNS等の映えによるものなのでしょうか。
一時の流行として終わるのか、このまま定着するのか、これによるイギリスの紅茶の進化も楽しみです。

以上が2019年に見てきたイギリスのアイスティー事情でした。
お読みくださり、ありがとうございます^^

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