Lavender Shortbread * ラベンダーショートブレッド

ラベンダーのショートブレッドを焼きました。

 


こちらはイギリスのKiftsgate Court Gardensに咲いていたラベンダーです。
青紫色の花が生き生きと咲き誇る姿はガーデン内でも目を引く美しさでした。


キフツゲート・コートは高台にあって景色もよく、地形を活かした作りがとても素敵でした。
ああ~また行きたいなぁ。

日本ではラベンダーはポプリとして香りを楽しんだり、石鹸に使われていたり、
ハーブティーとして飲むことはありますが、食べ物に直接入っていることは少ないですよね。
イギリスに行った時にラベンダーがお菓子に使われているのを見て、ラベンダーってそのまま食べられるんだと驚いたのを覚えています。
ラベンダー入りのショートブレッドやケーキなど、割と見かけるポピュラーなお菓子です。

私が初めてラベンダー入りのお菓子で食べたのがショートブレッドでした。
ヨークへ行った時、町のお菓子屋さんで見かけて試しに買ってみて、ラベンダー入りかぁ、どうなんだろ?どれどれと食べてみれば、、、
石鹸の味!
ショートブレッドのざくざくホロホロな食感なんだけど、味が石鹸!
私は今何を食べているのだろう?と頭の中が混乱する味でした。
衝撃すぎてその時買ったラベンダーショートブレッドの写真を撮り忘れるほどでした。
ちなみに見た目は普通の長方形で、中にラベンダーが練り込まれて焼かれたものでした。

そんなこんなで、それ以来ラベンダー系の菓子は遠慮していたのですが、
ここ最近個人的にラベンダーをブレンドした紅茶にハマっていまして、
改めてラベンダーを菓子に使うってなんだか素敵だよねと思うようになったのです。

 

と!いうことで、今日は苦手意識のあるラベンダーのショートブレッドを焼きます!


ショートブレッド生地に直接ラベンダーを練り込んでも良いのですが、
そうすると香りの調節が難しそうかな?と思ったので、まずはラベンダーシュガー作りから始めます。

砂糖に食用のラベンダーを混ぜてしばらく寝かせ、砂糖にラベンダーの香りを移します。
ラベンダーが粒のままだとゴソゴソと食べた時に食感が悪くなるかな?と思ったので、ミルで細かく挽いてみました。
ちょいと味見をしてみると、うおーーー!石鹸!!!
ラベンダーの香りが爆発しています。
その粉末のラベンダーシュガーと普通のグラニュー糖を混ぜ合わせてほどよい香りにし、
紫芋を原料にした紫の色粉も少し混ぜてみました。


次は生地作りです。
ショートブレッドの生地にはラベンダーは入れず、石鹸感が強くならないようにレモンを混ぜた生地を作ります。
それを筒状にして、先ほど作ったラベンダー色のラベンダーシュガーをたっぷりまぶします。

カットして、上に2,3粒ラベンダーのつぼみをのせてオーブンへ


焼いているとキッチンがラベンダーのよい香りで満たされます。

まわりがほんのり紫色に染まったショートブレッドが焼き上がりました。
上にのせたラベンダーは、やはり退色してしまいました。
まるで黒ゴマをのせたようにも見えます。。。どんまい!


ラベンダーショートブレッドでティータイムです♪

さあ、どんな味に仕上がったのか、ワクワクドキドキです。
いただきます!

うん、レモン味!
そしてふわりとラベンダーが香ります。
石鹸感は感じません。これは成功です♪
ショートブレッドはざくざくホロホロ、まわりにまぶしたラベンダーシュガーがカリカリとしていています。
上に2,3粒のせたラベンダーのつぼみですが、気にしていたゴソゴソとした口当たりの悪さはなく、良い香りだけもたらしてくれています。
これは、もしかしたらわざわざラベンダーシュガーをミルで挽かなくてもそのまま使えばよかったのかも。


今日の紅茶はダージリンにしました。
紅茶にラベンダーシュガーを入れれば、あっという間にラベンダーの香りの紅茶の出来上がりです。
ラベンダーシュガー色々と使えますね!


苦手意識のあったラベンダーを使ったお菓子、克服です!

今回私が作ったショートブレッドはラベンダーの香りがほんわかなので、ラベンダー好きの人からしたちょっと物足りないかもしれません。
次回はラベンダーシュガーをミルで挽かずに、つぼみと香りの移った砂糖をそのまま入れたシンプルなお菓子を作ってみたいと思います。

 

 

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