イギリス版モン・サン・ミッシェルと言われるセント・マイケルズ・マウント(St. Michael’s Mount)
ペンザンスからバスで約30分、セント・アイヴスからはバスで約1時間で最寄りのバス停であるThe Squareに着きます。
そこから引き潮の時は歩いて渡ることができ、満潮の時は船が出ています。
バス停がある町はとても小さいのですが、アンティークショップやおみやげ屋さんやパブがあるのでバスの待ち時間も楽しく過ごせます。
バスから見たセント・マイケルズ・マウント
海に浮かぶ小島でその見た目はモン・サン・ミッシェルそっくりです。
St. Michael’s Mountも Mont-Saint-Micheもどちらも日本語に訳すると”聖ミカエルの山”という同じ名前で同じくケルト系民族の信仰の地であり、12世紀から15世紀まではモン・サン・ミッシェルの管理下に置かれた修道院であったとのことです。
私が訪れた時はちょうど引き潮で島までのレンガの道が現れていました。
この道も古いのかしら?とか、普段は海の底にあるんだなぁと思うと色々とロマンを感じワクワクしてしまいます。
島に着きました。
セント・マイケルズ・マウントはナショナルトラストに管理されています。
チケット売り場の横にはギフトショップもありました。
坂道を登り頂上に建つ修道院を目指します。
修道院というより城という感じです。
大砲もあったりして、祈りの場というより城であり要塞の雰囲気が強いです。
黒地に白の十字の模様はコーンウォールの旗だそうです。
中に入るとなんとも華麗なお城です。
今はこの城は個人(といっても貴族)の方が買い取り住んでいらっしゃるようで、つい最近までの城主の方と思われる肖像画が飾られていました。
スカイブルーのお部屋ではなんと女王がお茶をしたのだそうです。
豪華な造りにうっとりです。
教会も残されています。
城内広場からは地平線が見えます。
初めは修道院として、内乱時代には要塞として、そして今は個人宅として、歴史の詰まった城です。
お城から見た対岸の町
他に敷地内にトロピカルな植物を植えたお庭もありました。
フランスのモン・サン・ミッシェルのいかにも修道院という質素かつ厳かな雰囲気とは違った色々な顔を持ったお城です。
島の大きさも小さいので、モン・サン・ミッシェルの様な参道におみやげ屋さんが続く賑やかな感じは無く、一般の人が住む静かな島なのでゆっくりと見学することができます。
同じ名前で接点があるのでつい比べてしまいますが、出発点が同じでも晒された歴史が違えばそれぞれ異なる魅力を持って面白いなぁと感じました。
St Michael’s Mount HP