ガーデナーの聖地と言われるシシングハースト・カースル・ガーデン(Sissinghurst Castle Garden)へ行ってきました。
中世に建てられ廃墟となったマナーハウスを1930年代に詩人のヴィタ・サックヴィル・ウェストと夫で作家・外交官のハロルド・ニコルソンが買い取り、そこに夫婦が造った個人の庭だったそうです。今はナショナルトラストが管理しています。
ロンドンからはCharing Cross駅から乗り換え無しで約一時間、イングランド南東のStaplehurst駅まで電車に乗り、
Staplehurst 駅からはホームを降りてすぐに5番のバス乗り場があるので、それに乗ってシシングハースト最寄りのバス停まで行きます。
バス停からまたガーデンまで30分位歩きます。
Staplehurst 駅からシシングハースト最寄りのバス停
ここから道路沿いを歩いていきます。
道沿いどの家もお庭をキレイに整えてあって綺麗です。さすが聖地の街。
車通りの多い道路から左手にまっすぐに続く道があるので、そちらへ道なりに歩いて行くとガーデンに着きます。
着きました!Sissinghurst Castle Garden です。
入口前の広大な芝生ではピクニックを楽しんでいる人たちがいたり、ショップにには植物はもちろん可愛いガーデングッズも売られていて、中に入いらなくてももう楽しい♪
当時のマナーハウスはもう現在は残っていないようですが、それでも歴史のある建物が目を引きます。
期待に胸を膨らませて、いざ入場!
シシングハーストはレンガや生け垣を使って色や種類よって分けられた小さなルームが連続している構成なので、広いお庭でも飽きること無く次はどんな花の部屋だろう♪と楽しむことが出来ました。
一番有名なホワイトガーデン
白一色で統一されていて、清楚な雰囲気です。
中心には傘のように広がるシンボルツリーの白いランブラーローズが植えられているのですが、私が訪れたのは夏の終わりでバラは散ってしまった後でした。
しかし、代わりに真っ白なコスモスが咲き乱れていて綺麗でした。
ローズガーデン
アーチ状の壁にバラが見事につたっていて、花が満開の状態であのベンチに座ったらバラの香りに包まれるんだろうなぁ。素敵すぎる。
ハーブガーデン
ハーブのもこもこクッションが敷かれたイス
ああ~座ってみたい~
黄色やオレンジのビタミンカラーで溢れた元気で明るい雰囲気のお庭
生け垣はちょっと迷路のようにも感じて楽しさもあります。
ガーデンの中心に建つシンボルタワーは中にはいって上まで登ることができます。
上からの景色
エントランスの建物の趣きのある美しいさと綺麗に刈り込まれた芝の美しさに目を奪われます。
360度ぐるっとガーデンを上から眺めることができます。
また、ガーデンの外に広がる田園風景ものどかで癒やされます。
当時の残りのお掘りなのか、池なのか、マスのような魚がたくさん泳いでいます。
リンゴ園もありました。
やっぱり植物を育てるパートナーは蜂なんですね。ミツバチが飼われています。
そしてガーデンの最奥にはベジタブルガーデンまであります。
インゲンなどの野菜にラズベリーなどの果物、たくさんの種類が育てられていました。
初めは計算され整えられたエレガントさを感じるお庭、そのあと池があったりりんご園があったり、そして最後にはThe・のどかな農園です。
私の考えすぎかもしれませんが、綺麗すぎるものに囲まれた緊張感からのどかさの開放感、見る人の心にまで配慮がいき届いている!感激です。
本当に飽きること無く疲れずどこを見ても素敵で楽しい。すごい!
そしてそんな農園で採れた野菜や果物が併設されているレストランで食べることができます。
どれもこれも美味しかったです♪
お庭が綺麗だったというだけでなく、そこに集まる人達がみんな笑顔で(ネコは仏頂面ですが、笑)それぞの時間の過ごし方で庭を楽しんでいる、その雰囲気すべてを含めてすばらしいガーデンでした。
バラが咲くピーク時には混雑するとのことです。自分が行った時期はピークが終わった頃でしたが、それでもたくさんの花が咲いていて、のんびりと散策することが出来ました。お天気に恵まれたのもラッキーでした。
また是非行きたいです。
Sissinghurst Castle Garden
Address: Biddenden Road, near Cranbrook, Kent, TN17 2AB
Staplehurst駅からの道のりです。
Recreation Groundというバス停で降りるのですが、田舎のバスは電光掲示板も車内アナウンスもありませんので、運転手さんに着いたら教えてもらうようにお願いするか、自分でナビを起動してバス停近くまできたら降車ボタン押すという自己防衛が必要です。
私が今まで色々と旅行した経験からですが、南の方の人は明るくて親切な方が多い印象なので、バスに乗ったら隣の人に教えてもらうのも良い方法かなと思います(運転手さんはたまに忘れちゃうことがあるので^^;)。
ご参考までに。