HIGH TEA OF HIGHGATE – London –

 

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日本の雑誌のアフタヌーンティー特集に必ずといってもいいほど取り上げられるお店、”HIGH TEA OF HIGHGATE”

お店の外観をうっかり撮り忘れてきてしまったのですが、白黒のストライプがかっこいい&可愛いお店です。

 

場所はハイゲートというロンドン北部の高級感のあるエリアで、Archway駅と Highgate駅のちょうど中間にお店が建っています。

地図を見る限りどちらの駅からもまっすぐ一本道を行けば着きそうだったので、初めて訪問した時はArchway駅から歩いてお店まで向かいました。
確かに一本道で迷うことはなかったのですが、駅から店までがずっと坂道!ひたすら30分くらいずっと坂道を登り続けてゼーハー息を荒くしてやっと到着という感じでした。
やっと到着したのに、その日は定休日でした。。。

そして日をあらためて再訪問。
前回のArchwayからの道のりは過酷だったので、今回はHighgate駅から行くことにしました。
地図で見る限りでは一本道で行けそうだったのですが、実際は駅の出口が変なところにあってかなり迷ってしまいました。しかしこちらは下り坂のルートなので楽ちんです。
しかもハイゲートのハイソな町並みを眺めることができるので、もしお店にバスを使わずに徒歩で向かう際はHighgate駅から向かい、帰りはArchway駅へ降りて行くルートがおすすめです。
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店内はガーリーでポップな雰囲気で女の子が大好きな可愛らしい物であふれていました。
バーレイの食器たちがあっちこっちに飾られていて可愛い!
こちらのティールームは本で見てからずっと憧れていて、ここのスコーンを食べたい!と思っていたのですが、到着したのが夕方で遅くなってしまったため、スコーンをはじめケーキはほとんど売り切れてしまっていて。。。残念。

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ギリギリ残っていたケーキ2種の中でパッと見チョコレートケーキっぽく見えた物を注文してみました。
しかし、私が注文したのはチョコレートケーキではなく、バラ・ブリスというウェールズのお菓子。
いわゆるティーブレッドという物で、レーズンなどドライフルーツがたくさん入っているローフ型のケーキで、パンのようにバターを塗って食べるものだったのです。
これがけっこうパサついている&レーズンたっぷりのもっさりケーキで、好き嫌いが別れる味^^;
たった一切れ頼んだだけなのに、一緒に行った友人と「どうぞ、もう一切れお食べなっせ」と変な譲り合いの境地へ。

紅茶の種類はどれにしようか悩んじゃうほどたくさんあって、ティーバッグではなく茶葉で淹れてくれるのは嬉しいポイントです。
茶器はバーレイ率多めで、最近流行りのソーサーとカップちぐはぐスタイル。

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そして、ミルクピッチャーは牛型!
その存在は知っていましたが、こうして実際に使う機会に巡り会えて大変嬉しい!
牛の口からミルクが出る様子は極めてシュールで、面白くって面白くってついついたくさんミルクを入れたくなってしまいます。

そんな牛型ミルクピッチャーにキャッキャしていた私達の横に、この牛型ミルクピッチャーの上級者が現れたのです。

私達の隣に座っていた常連さんらしきカップル
男性の方が牛ピッチャーを手に取り、まるでおもちゃの飛行機を飛ばす様にブ~ンと牛を空中に滑空させ、そして自分のティーカップの前で急停止させ、慣性の法則により牛の口から適量飛び出すミルク、見事にミルクがティーカップにカップイン!

なにー?!!

その様子を見ていた友人と私はうっかり大爆笑。
怒られるかと思いきや、牛を滑空させていたおじちゃんが私達が喜んだことでご機嫌になり、「これはFlying Cow だよ!」とその技法名を教えてくださったのです。
そしてテンションアップして何度もそのフライング・カウ(空飛ぶ牛)を見せてくれました。
いつの間にかおじちゃんのティーカップはミルクでなみなみに。
パートナーの女性から冷静に「Be careful 」と言われ、事は落ち着きました。

その後、カップルはどうやらアンティークに詳しい方たちのようで牛型ミルクピッチャーの歴史についてなど色々と教えてくださいました。

目的のスコーンは食べられませんでしたが、フライング・カウと真面目なアンティークトークという両極端な魅力溢れる素敵なカップルとの奇跡の出会いのお陰でとても素敵で楽しいティータイムを過ごすことが出来ました。

ぜひとも次回行くことがあったらフライング・カウおじさんとの再会を祈りつつ、早めの時間に訪問してスコーンを食べてみたいです。

 

HIGH TEA OF HIGHGATE

Address: 50 highgate high street London, N6 5NX

 

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