Summer Pudding with Blackberry * サマープディングとブラックベリー


ベリーたっぷりの夏に一度は食べたいイギリスのデザート、サマープディングを作りました。

日本では苺の旬は春ですが、イギリスでは苺の旬は初夏です。
マーケットでは苺やラズベリーがカゴに山盛り積まれてしかもお値段お手頃、道端にはブラックベリーがたくさん実ってしかも自由に積み放題。
サマープディングはそんな旬のベリー達を贅沢に詰めこみ、イギリスの夏を楽しむデザートです。


イギリスでは簡単に手に入ったベリー達も日本では高いし、なかなか生の良いものは売っていないし・・・
なら育っててしまえと植えた3年目になる我が家のブラックベリー、今年はたくさん実をつけてくれました。
昨年はたったの6粒しか収穫できなかったのに、3年でこんなに成長するなんて、ブラックベリーは強い子です。
このブラックベリーを使って今回サマープディングを作ってみたいと思います。

 


サマープディングの作り方は好みのベリーを砂糖で煮て、それを食パンで包むだけです。
なんて簡単!そして大胆!

イギリスでは旬の苺やラズベリーなどを使用しますが、日本では苺はもう手にはいらないので、中に詰めるベリー達は冷凍のものを使用しました。
昨年の経験からブルーベリーなどの黒っぽい色のベリーをたくさん使うと、プディングの色が紫っぽくなってしまうということがわかったので、やはり赤い鮮やかなプディングにしたいし、中に詰めるベリー類は冷凍のベリーミックスにちょこっとブラックベリーを足す程度にしました。
ベリーは好みの甘さのお砂糖とほんの少し水を足して、鍋で煮崩れない程度に軽く火を入れます。

食パンは10枚切りなどの薄いものを用意して、耳はカットします。
プディングの型はボールでも丼鉢でもなんでもOKで、それこそパウンド型など使って四角いテリーヌのように作ることもできます。
我が家にかわいいプディング型があればよかったのですが、今回は100均で買った豚汁とか入れる用の使い捨ての容器を使用しました。笑
型に食パンを隙間なく並べて、中に煮たベリーを詰めて、食パンでフタをして、ラップで包みお皿などで重しをして一晩寝かせて馴染ませます。

ここでちょっとしたポイントとして、日本の食パンはイギリスのものに比べてもっちりしっとりとしているため、ベリーのシロップが染み込みにくく、型から外してお皿に盛った時に食パンがまだら模様になってしまっていることが多いです。
なのでベリーを煮た時に出たシロップを少しだけ別にとっておいて、お皿に盛った時にまだらな部分にとっておいたシロップを染み込ませてあげると見た目良く仕上げることができます。


最後にブラックベリーとラズベリーを飾って完成です♪

 


ついでに食パンから切り取った耳もちょっと加工してみました。
オーブンで水分を飛ばしてカリッとさせて、バター・ゴールデンシロップ・りんごジャム・シナモンを混ぜた物を塗って、アーモンドを散らし、こんがりいい色になるまで再度焼き、シナモンアップルバターラスクの完成です♪


サマープディングを切り分けて、ラスクとバニラアイスを添えてみました。

お供のドリンクはソーダ出しのピーチティーにしました。
ソーダに茶葉を入れて一晩寝かせただけの簡単&爽やかティーソーダです。


食パンに軽く砂糖で煮たベリーを詰めるだけの簡単デザートのサマープディングですが、唯一難しいのは取り分けですね^^;
中のベリーがポロポロと崩れてしまって上手く盛れない・・・。
そんな時は仕方ないのでミントやアイスでごまかします。笑

気になる味は砂糖で甘く煮たベリーはほどよく酸味を残していて、口に広がるベリーの鮮やかな香り、ベリーのジュースも酸味も香りも全部を包み込んだ柔らかい食パン、食パンとベリーと砂糖だけで作ったとは思えないバランスの取れた味で、これを発明したイギリス人は天才だなと思います。
そこにバニラやミルクのアイス、又はクリームを添えると格別です。
夏にピッタリの爽やかなデザートです。

おまけで作ったパンの耳ラスクは、実は適当に作ったのですが、これいいですね!
食パンの耳のサクサク感とバター感がまるでパイのようで、そこにりんごジャムとシナモンが合わさって味は完全にアップルパイです!
これ単体でとても美味しくてハマりそうな味です。
プディングの箸休めにもアイスのお供にもピッタリです♪

 


ちなみにこちらは昨年作ったサマープディングです。
食パンを細めの放射線状に型に並べてみました。中身はラズベリー多めなので濃い赤色に仕上がりました。

この鮮やかで可愛い赤色のお菓子
まだイギリスへ行ったことがなく、憧ればかりが募っていた頃に本でこのプディングを初めて見た時は、なんて可愛いだ!どんな味なんだろうと色々と妄想していました。
きっと外側はケーキのスポンジで苺のシロップが染み込ませてあって、中は苺やラズベリーのムースやゼリーが入ってるのかな~!なんて勝手に想像していたら、実際にその作り方を見てビックリ、材料は食パン(しかもカサカサになっちゃたやつ)、苺などのベリー、砂糖のみ。作り方も簡単で、食パンを型に並べて、中に砂糖で煮たベリーを詰めて、一晩寝かせて、あとはお皿に盛るだけ。
なんと大胆なデザートなんだ!
というかそんな簡単な作り方でこんな形を保てる物が出来上がるのかと不思議に思ったのです。

実際に作って食べてみると、そんなシンプルな構造とは思えない美味しさで二度ビックリしました。


こちらはいつもお世話になっている紅茶教室で開催された夏のお茶会にて作らせていただいたサマープディング

もともとは乾いてしまったパンを再利用するために作られたお菓子だとも言われていますが、日本ではなかなかお高いベリー達をたっぷりと使ったこのプディングは、見た目も可愛いですしお茶の席に出しても恥ずかしくない立派なデザートだなと思います。

お茶会の楽しいひと時に紅茶に合う菓子を添えて、一つのポットからみんなでお茶を飲んでお茶菓子をつまんで楽しく談笑して、幸せな時間を共有するティータイムはどんな形であれ素敵だなと思います。
そんな素敵な時間に添えられる素朴でシンプルでティータイムに合うイギリス菓子に底知れぬ魅力を感じます。

 

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