自家製小麦粉と全粒粉ショートブレッド

小麦が穫れました。

数年前から観賞用にほんの数本だけ畑の隅に麦を植えていました。
それが種を取っては植えてと年を追うごとに麦の量が増えていって、今年製粉できるくらいの量を収穫できました。

農家のくせに麦については観賞用として育てていたので、いざ製粉してみよう思っても、はて?どうすればいいのやら??と、知識皆無のため、ネットの力を借りて初めての小麦粉作りにチャレンジしてみました。

 

まずは収穫した麦を天日でよく乾燥させ、木槌などで叩いて脱穀と・・・おお、小学生の時に学校で米を育てた時にやったのを思い出します。
その後製粉となるようですが、収穫後に新米としてすぐに食べるお米と違って、麦は脱穀後に数ヶ月寝かせる必要があるそうです。
寝かせる事で熟成し小麦粉として安定するのだとか。知らなかった!
製菓学校に通っていた時に製菓理論で小麦の種類や製粉法や成分などは習ったけれど、その製粉前に熟成の作業があったなんて。


と、小麦の熟成に感心したものの、新米・新そばという言葉に魅力を感じる日本人としては、自家製で自分で楽しむのならやってみたい、とれたて新小麦粉。

乾燥脱穀後、熟成をしていない麦を無理やり製粉しました。

製粉といってもちゃんとした製粉機も石臼も持っていないので、簡易として家にあったミルにて製粉。
家庭用のミルなのでたったの一合製粉するだけでもかなりの時間がかかり、熱も発生したために粉の風味やら成分の変化が気になるところですが、無理やり続行、なんとか粉々にし、ふるいにかけて粉とふすまに分けました。
見た目はなかなかいい感じではないでしょうか。
ふすまは市販の物と変わりません。 粉は流石に真っ白にすることは出来ず、ほんのりベージュがかった小麦粉です。

さて、この粉で何を作るかです。
未熟成の場合、グルテン形成がうまくいかないとのことですので、グルテンがあまり関係ないビスケットを作ってみることにしました。


小麦粉:バター:砂糖=3:2:1の基本配合のショートブレッドを。
粉には少しふすまも混ぜました。
出来上がった生地はブラウンカラーでいかにも健康に良さそうカラーです。


あまり焼色をつけないように、低温で長時間焼いてみました。


割るとこんな感じ。
ザクザクして香ばしそうです。

いざ、実食!

あんなに茶色の粉&ふすまを使ったのでもっと小麦粉のアクっぽさを感じるかなと思ったのですが、特にアクっぽさは感じず、むしろ粉の香りが弱いような・・・。ミルで挽いている時に熱が発生したために粉の香りが飛んでしまったのかもしれません。ふすまのザクザク感は良い感じです。
モロモロと崩れるわけでもなくちゃんと形を保っていますし、ショートブレッドとして全粒粉を使用したわりには粉の香りがやや弱いだけで、特に通常時と変わらず、悪いものが出来上がったというわけではないです。

うーん、未熟成だからこのような味なのか、家庭用ミルで挽いたのでこうなってしまったのか・・・。
新小麦粉の味や特徴など、今回のショートブレッドでは掴めなかったです。とほほ。スコーンを作ったほうが分かりやすかったかな?


小麦粉作り難しいです。
しかし、今回チャレンジしたことで小麦粉に製粉前に寝かせる作業が必要なこと、そしてその熟成期間などは小麦農家さんや製粉会社さんの経験と知識によって絶妙に調整されていて、そのおかげで美味しい小麦粉を食べることができるのだなと勉強になりました。本当にありがたい。

とりあえず、残りの麦は数ヶ月の熟成へと回したいと思います。
できることなら自動製粉機が欲しところですが、手動でゴリゴリと回す石臼なら一万円しないで買えそうなので、次回の製粉には石臼で挑戦したいと思います。

 

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