Cooking Apple 食べ比べ

日本で買える主に調理用とされるクッキングアップルを4種と、比較用に一般的なふじを食べ比べてみました。

用意した品種は左から
■ Bramley’s Seedling(ブラムリーズ・シードリング)
■ Cox’s Orange Pippin(コックス・オレンジ・ピピン)
■ Granny Smith(グラニー・スミス)
■ 紅玉
■ ふじ
以上5種です。

以下、個人的な食べ比べのレポートです。

 

 

ブラムリーとコックスは原産国がイギリスで、見た目がコロンとポテっとした小ぶりな可愛いらしいフォルムです。
グラニースミスは原産国はオーストラリア、見た目は日本のリンゴの代表格のふじと同じ形で大きめです。
紅玉はやはりこの鮮やかな紅色ですね。ちょっと小ぶりでブラムリーやコックスよりもシュッとしてます。


カットしてみました。
ブラムリーはふじと同じようにカットした瞬間からどんどん変色が始まります。一方コックスやグラニースミスはほとんど変色がみられず、レモンや塩水で変色止めをしなくても良いのが味も変わらずそのまま楽しめるし便利です。
コックスは名前の通り果肉がオレンジかかっています。カットするとプラムかな?と思うような見た目でした。
紅玉は外は真っ赤なのに中は色白美人さんです。
ふじはまさに今が旬!中に蜜たっぷりでおいしそ~


とりあえず、生で食べてみます。

■ ブラムリー
青い香りに目が覚めるような酸味です。レモン並。でもサーと酸味が過ぎ去ってあっさりとして爽やかさが口に残ります。
食感は紅玉ほどではないですが柔らかめでなめらかです。
■ コックス
熟したリンゴの甘い香りがします。酸味はほのかで甘みもあり、生でも食べれるバランスのとれた味です。
食感はふじのようにシャキシャキです。
■ グラニースミス
ブラムリーほど酸味は強くないけれど、コックスよりも酸味があります。甘さはほのかで青りんごの爽やかな香りがいい感じ。
食感はサクサクです。
■ 紅玉
とにかく華やかなリンゴの香りが良いです。上の三種と一緒に食べ比べをすると、酸味がほぼ無いように感じます。甘みもあるので普通に生で食べれちゃう味です。
一番食感は柔らかくなめらかです。
■ ふじ
とにかく甘くてジューシー!シャキシャキ!

 


次に、スライスしたものをそのままレンジで1分加熱してみました。


■ ブラムリー
Oh! やっぱりスッパイ!レモン並! スプーンで突付くと柔らかく崩れて口に入れるとほどけていきます。爽やかなリンゴの香りもします。とにかく酸味のインパクトが強い。
■ コックス
食感がサクサクシャリシャリです。ほのかに甘み、ほのかに酸味、バランスの取れた穏やかな味わいです。皮と実のオレンジ色が可愛らしい。
■ グラニースミス
強すぎない酸味が心地よく、柔らかでなめらかな触感です。甘さはほんのりで爽やかな香りです。色白美人です。
■ 紅玉
スプーンで突付いてもしっかりています。やはり上記3種と一緒に食べ比べるとほぼ酸味は感じられ無いくらいにほんのり。そして甘く華やかな香り。
■ ふじ
あまーい!酸味は無いので甘さを十分に楽しめてさっぱりといただけます。

 


次に、ジャムにしてみました。
ふじりんごはジャム部門はエントリーしていません。生で美味しくいただきました。

4種とも同じ調理法で、実のグラム数の30%の砂糖を加えてレンジで4分ほど加熱しました。


ジャムにしたことでそれぞれのキャラクターの違いが一番分かりやすく出ました。

■ ブラムリー
一番ツヤっとした仕上がりで、形は保ちつつもとても柔らかいです。
砂糖を加えたことで強烈な酸味がまろやかになり、青りんごの青い爽やかな香りが混じって味を濃く感じる。
■ コックス
全く煮崩れない。シャッキシャッキの食感です。
十分なリンゴの甘さと甘い香りに穏やかな酸味。これぞリンゴ!という代表格のような味わい。
■ グラニースミス
完全に煮崩れてピューレ状になりました。
強すぎない弱すぎない酸味と、ほどよい甘さ、リンゴの爽やかな香り、口の中でほどけていって味わいの余韻がすばらしい。
■ 紅玉
煮崩れないが柔らかく歯ごたえもある。
何よりも香りがよく、甘くジューシー。皮を一緒に入れたので紅い色を楽しめる。もう少し酸味が欲しいところ。

こんなにも個性が爆発するとは!4種とも全く違く味わいと食感に感激です。

 

以上で食べ比べは終わりです。
今回やってみてとっても面白かったです!こんなに違うとは!食べてみなければ分かりませんね。

個人的にまとめとしては、
■ ブラムリー
なによりも酸味、そしてやわらかな食感と爽やかさ、酸味が強く味を濃く感じるのでインパクトがある
■ コックス
なによりもシャキシャキの食感、そして穏やかな酸味と十分な甘さのバランスの取れた味で何にでも合わせられる
■ グラニースミス
なによりもトロリとした食感、そして心地よい酸味とほどよい甘さ 菓子も料理にも合いそう
■ 紅玉
なによりも紅い色味、甘い香り、個性的な味ではないので誰にでも受け入れてもらえる味

食べ比べた5種ともに全く違うキャラクターでどれも美味しかったです。
個人的にはグラニースミスのジャムが一番好きでした。
酸味のバランスとトロッとした食感が素晴らしかった。来年は大量にこのジャムを作りたいと思ったほどに気に入りました。
ただ、パンに付けて食べるとちょっと味がぼやけました。そのあたりブラムリージャムだとパンチが強いので、パンにのせて食べても全然負けない味でした。

これからそれぞれの個性に合わせてどんな菓子を作ろうかな~と考えると楽しくてしょうがありません。

 

長々と書き綴ってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
日本でも海外で食べられているリンゴが買えて食べられる時代になった事を嬉しく思います。
リンゴの味のバリエーションが増えれば、それだけ食べられる菓子の味も増える。こんな嬉しいことはありません。

おまけで、イギリスで出会ったリンゴたち


全て違う品種と思われます。
コックスやブラムリーのようにコロンと丸く小さな種類が多かったです。


日本と違って不格好でもとびきりおいしいリンゴたち。

たわわに実って、ボトボトと地面に落ちて(笑)
そのラフさがたまりません。

 

 

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