スーパーに美味しそうな大石プラムが売っていたので買ってきてしまいました。
その綺麗な赤い色のプラムを使ってケーキを焼きました。
真っ赤な皮の中には黄色く完熟した甘い芳香漂う果肉が!おいしそう!
そのまま生で食べてみたら、赤い皮は強めの酸味があり、黄色い果肉はとっても甘い!これ桃だ、缶詰の黄桃だ!というくらいに甘くておいしくて感激してまいました。
そんなとってもおいしいせっかくのプラムですが、バニラとグラニュー糖で軽いコンポートにします。
それを卵を多めに入れたふんわり懐かしい風味のバター生地の上にのせて焼き上げます。
仕上げにプラムのコンポートの余ったシロップを上に塗り、くるみの入ったカリカリのクランブルをのせて完成です。
ちょこっと庭に咲いていたカモミールの花をのせておめかしです。
無糖ホイップにフレッシュなプラムとミントも添えてみました。ラブリーです。
味の方はしっとり優しい味のバターケーキに酸味の効いたプラムのコンポート、カリカリのクランブルが香ばしさを加えて良いコントラストです。
ほんのりと甘く香るバニラもケーキの味を引き立ててくれています。おいしい~
そういえば、イギリスのケーキのレシピを見るとけっこうな量のバニラペーストを入れますよね。
イギリスのテレビの料理番組などでティースプーン一杯入れますと言って、すり切りなんてせずに雑にドバーと入れてるのを見てびっくりした思い出があります。
日本で菓子にバニラを使うとなるとバニラオイルなどを使うことが多かったので、初めて見た時はそんなに入れるの!味大丈夫!?と心配になったものです。
そしてイギリスではバニラペーストが日本で買うより安かったので、帰国する時に買い込んで帰って、後日日本でイギリス菓子のヴィクトリアサンドイッチケーキを焼く時にイギリスで買ってきたバニラペーストをイギリスの料理番組で見たようにドバーと豪快に入れたら、バニラの味やばい・・・となった苦い思い出があります。
なんでも真似すれば良いというものではない、バランスを考えろと勉強になりました。
それ以来ちょっとバニラがトラウマになり、バニラを使う時は高いけれどバニラのさや派になりました。
そんなバニラの甘く苦い記憶を思い出しつつ、出来上がった可愛いケーキで乙女なティータイムを楽しみました。