今年もイギリスのクリスマスに欠かせないお菓子、ミンスパイを作りました。
一昨年、昨年、今年とミンスパイ作りも三度目となりました。
ますは中に詰めるミンスミート作りから。
昨年は鍋でコトコト煮ましたが、今年はオーブンで作ってみたいと思います。
レーズン、オレンジ、クランベリーなどドライフルーツと砂糖、スパイス、スエットと呼ばれる牛のケンネ脂の代わりにバターを、そして酸味の強いフレッシュのブラムリーアップルを皮ごと細かく切って混ぜます。
それをホイルで包んで低温のオーブンで約2時間、時々混ぜながらじっくりと火を入れていきます。
最後にラムやブランデーを混ぜ合わせて完成です。
鍋で煮た時はもっとトロッとした出来上がりでしたが、オーブンだとドライフルーツやリンゴなど形がしっかり残っている感じです。
出来上がったミンスミートを瓶に詰めて、味が馴染むまでしばらく寝かせます。
昨年までは大瓶に一気に詰めていたのですが、今年は小さめの瓶に小分けにして保存しました。
大瓶に入れていた時は開封したら早く使い切らなければ!やばい、まだまだ全然残っている!という腐敗への恐怖と戦っていたのですが、小瓶にしてしまえば一回一回使い切れるのでその心配もなくなりました。もっと早く気がつけばよかった!
開封しなければ半年、一年ともつので、これからはゆっくりミンスミートを楽しめます^^
ミンスミートが完成したら次はミンスパイ作りです♪
小麦粉、バター、塩、水でシンプルな味わいのショートクラストペーストリーを作るのですが、今年はバターの半分をショートニングにしてみました。
今はショートニングもトランスファットフリーなんてものがあるのですね。
伸ばして丸や星型に抜いた生地を焼型に敷いて、ミンスミートを詰め、さらに生地でフタをします。
今年は星と花模様を作ってみました。
焼き上がったら粉糖をふって完成です!
ミルクティーをいれていただきます♪
今年のミンスミートはフルーティーな感じです。
オレンジピールの代わりにママレードジャムを入れたのですが、ママレードだとオレンジの香りは薄くなってしまったようで、クランベリーなど色々入れたベリー系の味が強い印象です。そして忘れちゃいけないレーズンの甘さとスパイスと洋酒の香りもバッチリ効いています。
そしてそして、生地にショートニングを使用したので昨年よりもサックサクです!
ホロッと崩れてしまいそうなくらい軽い食感になっていて良い感じ♪
んー、自画自賛ですが今年も美味しく出来ました^^
イギリスで初めて食べたミンスパイは正直言ってマズいものでしたが、その後イギリスの他の店で美味しいミンスパイと出会って感激し、こうして日本に帰ってからもその味が忘れられず毎年作るようになりました。
サクッとした素朴な味の生地に濃厚なドライフルーツの味わいとスパイスの香り、大好きな味です。
12月25日から1月6日まで一日一個づつ食べると幸せになれるという言い伝えもあるようですが、一日一個では足りない!クリスマスまでもたずに食べきってしまいそうです。笑