Apple Cinnamon Roll Scones * アップルシナモンロール・スコーン

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スコーン生地を使ってリンゴ入りのシナモンロールを作ってみました。

私は小さい頃はシナモンが嫌いでした。祖父が隣でニッキ飴を食べているだけで嫌な顔をしていたほどです。
しかし、アップルパイやらクッキーやら菓子には欠かせない材料のシナモン。ちょっとづつ慣らしていって今では食べられるようになりました。
食べられるようになると、シナモンロールというパンの存在に気が付き、色々なスタイルで楽しまれていることに面白さを感じます。
グルグルと渦巻き状のものや、ねじってあるもの、上にたっぷりのアイシングやクリームチーズをかけたり、素朴にあられ糖だけまぶしたもの。食感もカリカリ、サクサク、もっちりなど国やお店によって多種多様で面白いです。

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こちらはフィンランドで食べてきたシナモンロールです。
かもめ食堂の舞台になったお店のシナモンロールや、市場で買った物、シナモンロールのミックス粉なんてものも売っていました。

あちらでは生地を三角に切って真ん中をへこませて焼くのでユニークな形になってます。
上に砂糖をかけただけの本当にシンプルな味なのですが、その素朴さが飽きることなく毎日でも食べたくなってしまいます。
そして何よりも簡単に作れる!
イギリスでホームステイをしていた時に、ホストマザーから冷凍庫にイーストが眠っているのだけれどそれを使って何か作ってちょうだいとリクエストされて、まあ、シナモンロールならなんとかなるかな?と作ったら大喜びしてくれたという個人的に良い思い出のある品でもあります。

この北欧風に出会うまで、シナモンロールという名前から中に入れるスパイスはシナモンのみと思っていました。
前に働いていたパン屋でもシナモンロールに使っていたスパイスはシナモンのみでしたし。
しかし、北欧のは生地にカルダモンを入れるのです。
これが衝撃の味なのです。私は初めて食べた時にビックリでした。
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右のネジネジのがスウェーデンで食べたカルダモンのパン
カルダモンを練り込んだパン生地をネジって焼いて砂糖をまぶしただけのパンなのですが、これがビックリするほど美味しかった。
カルダモンなんて北欧に来るまでは、なんだろ?カレーに入れるやつかな?的な全然意識しないスパイスだったものですから、まさかパンに使われるなんて!という衝撃と、食べてみるとカルダモンの清涼感のある香りが華やかさを感じて今まで食べたことのない、なんだか高貴な味でびっくりしたのです。

 

そんなカルダモン入りのシナモンロールをイーストを使わずスコーン生地で作ってみよう!と思います。

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まず粉にカルダモンを入れてスコーンの生地を作り、それを打ち粉をしながら四角く伸ばします。
表面にバターを塗り、砂糖、シナモンをたっぷりと振ります。そう、たっぷりと!
ここでダイエットが~と言って少な目にするとおいしくなくなります(体験済み)。そう、やる時は思いっきりやらなければ美味しいものとは出会えないのです。
それと軽く煮たリンゴも一緒にのせてみました。
あとは生地をくるくると巻いて、カットしてあられ糖をまぶして焼きます。
フィンランド風に三角カットに真ん中へこましスタイルは今回は挑戦せず、普通にうずまき状のみです。

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カリッと焼きあがりました。
スコーン生地なのでよく捏ねなかったためか、カットが薄かったのか、サイドが割れてしまっている子達が多数です^^;

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でも気にせず!焼き立てをいただきます!

かもめの映画でも焼きたてのシナモンロールの香りに誘われてマダムたちが来店していました。
その気持ちすごくわかります。
パンの焼きたての香りとはちょっと違いますが、それでもオーブンを開ければシナモンの香りが部屋中に広がって早く食べたい~となります。

スコーン生地なのでカリッとサクホロで、ほんのりと香るカルダモンとガツンと主張してくるシナモンの香りにリンゴの酸味が合わさって美味しいです。
スナック感覚で何個も食べれちゃいそうで危険です(笑)

イーストを使用する時のように発酵の時間が必要ありませんので、食べたい!と思った時にすぐ作れて良いです。
もうちょっと厚めにカットして、焼き加減もやや弱めにすればもっちり系も作れるかもしれません。
今度また挑戦してみたいと思います。

 

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おまけで、スナック感覚のシナモンロールといえば、↑こちら
フィンランドのスーパーで安売りされていて、お土産に良さそう~と何の期待もせずに買ったてみたら美味しかったという品です。二口ぐらいで食べれる小さなシナモンロールで、高級な味ではなく庶民的な駄菓子感覚の味なのですが美味しいのです。
フィンランド方面へご旅行へ行かれる方はぜひお土産に買ってみてください♪
そしてぜひとも日本でも売って欲しい商品です。

 

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