コーンウォールの旅② トレゴスナンへ

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コーンウォールへの旅の一番の目的は英国唯一の茶園であるトレゴスナンに行くことでした。

イギリスは気候など環境条件が合わず国内で茶樹が育てること難しく、紅茶の国として知られてますが英国産の紅茶というものが今まではありませんでした。
国産のお茶を作るという悲願を達成し、2005年より純英国産紅茶の販売を始めたのがTregothnan(トレゴスナン)です。

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ちなみにこちらはキューガーデンにあった茶の木、カメリアシネンシスです。

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世界の植物を集めて研究と植物保護を行っている有名な植物園でも、この程度しか育っていません。
お茶の木ですよ~という看板がなければ、完全にスルーしてしまうほどです。
これを見るとイギリスで茶の木を育てることの難しさがよく分かります。

そんな難しいお茶の木の栽培に成功したトレゴスナンとはどんな環境なのが見てみたい!ということで今回の旅を計画しました。

トレゴスナンのHPによると事前に予約をすれば茶園を案内していただけるとのことですが、イギリスに長期滞在しているくせに全然英語を喋れるようになれなかった私は、こんな言葉が通じない奴がノコノコ出向いて行くのは気が引けるし、案内してくださるスタッフのかたにも申し訳ないな・・・という後ろ向きな考えが発動して、なんとコーンウォールまで行ったくせに茶園には行かなかったというもったいないことをしました。
なので、これから先の記事は茶園の様子は出てまいりませんが、こんな環境でした~という感じをお伝えしたいと思います。

ネガティブ思考を発動させ、茶園への訪問は諦めたのですが、トレゴスナンのエステート内に茶園直営のティールームがあるとの事でそちらへ行ってお茶をしてこよう!ということになりました。

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トレゴスナンへの道のりはトゥルーロの街からタクシーを使って行くのが一番簡単なのですが、移動は公共交通機関派(マイカー&お金がないため)の私はバスとフェリー(ボート)を使って行ってみることにしました。
トゥルーロからバスに乗ってトゥルーロー川辺りを走ること約45分、フェリー乗り場があるMalpas Marineまで行きます。

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小さな船着場からポニョに出てくるような可愛いフェリーに乗ります。

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川を下っていきます。
青々と木々が茂る川べりが続き、途中にバナナを運搬する大きな船がありました。

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多分、地図からするとあのへんがトレゴスナンの茶園かなぁ。

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穏やかな流れの川で貨物船が通れるくらいに川幅も広いです。
そしてちょっと南国に来たのではないかと思うような本当にここはイギリスか?と疑うほどに気候が良いです。

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そして、フェリーから貸切状態の小さなボートに乗り換え、着きました!
Smugglers Cottage です。

ここもタクシーを使えばちょちょっと来れてしまう場所なのですが、私はこのボートでのルートをオススメします。
ずーっと木が茂る川べりにパッと開けたこの楽園のようなコテージ、船着場にボートを停めて上陸する感じはなんともいえないワクワク感を味わえます。

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藁葺の小さな可愛いコテージの横にTea roomというよりTea Barが設けられています。

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コテージの説明とトレゴスナンについて書いてありました。
コテージは15世紀に建てられて、船の渡し守の家だったとか。

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コテージの裏は牛の放牧場になっていました。
景色が素晴らしいです。

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さあ!やっと念願のトレゴスナン・ティータイムです!
スコーンにヴィクトリアサンドイッチとキャロットケーキ、紅茶はトレゴスナンのクラシックティーとアフタヌーンティー、アールグレイを頼みました。

ケーキ類の味は正直まあまあでした。
肝心なのはお茶です。トレゴスナンのロゴが入ったティーポットとマグカップで提供されたのですが・・・
ポットの注ぎ口が3つとも割れていて、そのうちの一つは注ぐと半分以上床に溢れるというオーマイガーな仕様でした。

欠けた食器で提供するのはイギリスでは日常茶飯事なので別に良いとしても、これじゃあ茶が飲めん!と思って今回ばかりはスタッフ同士のおしゃべりに花を咲かせる(これも日常茶飯事)スタッフのお姉さんに、ポット取り替えてプリーズとお願いすると、メンドクセ~なぁという感じで新たな口の割れたポットに移し替えてくれました。

どういうこった!!!

もうここには口の欠けたポットしかないのだ・・・と割りきってなんとか頑張って茶をマグカップに注ぎ、ああ~念願のトレゴスナンでのトレゴスナン・ティー♪いただきま~す♪

個人的な意見ですが、個性的な味のブレンドだなぁというのが感想でした。

トレゴスナンのお茶は生産量が少なく、市販されているものほとんどがインド産などを合わせたブレンドティーです。
たまにフォートナムでトレゴスナン100%の紅茶が売られているようですが、とんでもない値段になるようです。

クラシックティーはアッサムをブレンドしたもの、アフタヌーンティーはダージリンをブレンドしたものとの事で、トレゴスナン単体の味を知らないのでこの個性的な味わいはなんだろう・・?と、一緒に行った紅茶好きの友人たちとこういう味なのかねぇ?と首をかしげてしまいました。
接客に色々ありつつ、味にハテナマークがつきつつも、ここまで遥々やってきた嬉しさと、コテージの可愛さとそこから見える景色が素晴らしくて、なんだかんだで楽しくティータイムを過ごしました。

 

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行きと同じポニョ・フェリーで帰路に着きました。

 

 

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お土産に買ったトレゴスナンティー

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家でちゃんとそれぞれを淹れて飲んでみたら、
クラシックはちゃんとアッサムの味がして、アフタヌーンティーは華やかな香りがしてダージリンがブレンドされているのがよく分かりました。
水色はアフタヌーンティーの方が濃く、クラシックの方が明るい鮮やかな紅色です。味わいはクラシックのほうがコックリとしていてミルク抜きな味でした。

うーん、これは・・・あの時のスタッフのお姉さん、ちゃんと淹れてくれていたのかなぁ、ポットの口全部割れてたしなぁ・・・
と、不審な思いを抱いてしまいます^^;

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そんな感じのトレゴスナンへの旅でした。

このSmugglers Cottageのティールームは2013年に閉鎖し、もうこのすばらしい環境でお茶を楽しむことはできないようです。
接客は不安定でしたが、それがあってもまた来たいと思わせてくれる素敵な場所でした。

また、英国唯一の茶畑がある環境も体験することが出来ました。
海も近く川辺なので湿気もあり、寒すぎることのない穏やかな気候が良いのかもしれません。

 

コーンウォールの旅はもうちょっと続きます。

 

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